ケーススタディ


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強制入院

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前書き

 日本には本人の意志を無視して精神科病院への強制入院ができる法律があります。

 すなわち、第一に保護義務者とされる両親や配偶者の同意と2名の精神科医の合意による医療保護入院があります。

 これは、日本独自の法律で、先進国にはありません。

 第2に、家族が同意しなくても行政当局(都道府県知事)の同意と2名の精神科医の合意による措置入院があります。

 先進国では必ず司法である裁判所の合意がありますが、日本ではこれがありません。

 こういった法制上の立遅れが世界トップの精神科病院大国を産み、数々の精神医療の悲惨さを招いてきたと私は考えています。

 ここで、両親と精神科病院の共謀に救急隊が加担して、カゼで寝込んでいた本人を耳鼻科に連れて行くと騙して、精神科病院に強制入院させた実例を上げます。

 単身で抗議して、裁判で争った本人は1審で完敗、2審では弁護士や三吉クリニックが支援し、本人の部分的勝利(被告側による損害賠償金としての80万円の支払い)となりました。

 日本の法律は遅れており、したがって裁判所の判決も遅れております。

 そういう中で、強制入院に対して一矢を報いた当事者の記録です。

1.本人の手記
2.本人による準備書面
3.本人による証拠保全申立書
4.三吉意見書
5.2審判決
と掲載していきます。













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